ちょっと役立つ電卓機能
・丁張マン・丁張マンJr.には便利なカルク機能がついています。
・丁張マンNeo・丁張マンNeo2の場合、お客様にてお好みでご登録をお願いいたします。
カルク機能とは、公式を記憶し、この公式を元に計算をさせるものです。
・ この機能を使って、色々な公式を入力していきます。・丁張マン・丁張マンJr.には、公式を1つ登録する事ができます(複数登録できません)。
・以前に登録されている公式が必要なのであれば、必ずメモを取っておいてください。
またソルブ機能で登録されている公式も消えてしまいますので上記同様
必要なのであれば必ずメモを取っておいてください。
・入力されている公式を見る方法です。
①電源を投入します。
②[OUT]ボタンを押します。
③画面に公式が表示されます。
④画面に入りきれない公式はカーソルキーを使ってスクロールさせます。
・実行すると、入力していないのに数値が入っていることがあります。
・ これは丁張マン・丁張マンJr.のプログラムでも使用されている変数があり
その内容が表示されているからです。登録された要素は変更されませんので
そのまま入力してご使用ください。
・ もしも、その表示内容が必要な場合、お手数ですが表示内容をメモしてください。
・公式を実行した後で、丁張マン・丁張マンJr.のプログラムを実行すると
前回入力した数値とは違う数値が表示される事があります。
(追加距離等)これは内部のプログラムで、公式と同じ変数を使う事によって生じます。
この場合はお手数ですが、数値を再入力してください。
・要素については再登録をする必要はございません。
・登録やCALC機能の詳しい内容については付属の関数電卓マニュアルに記載されていますので
そちらのほうもご参考下さい。
・計算結果で誤差が生じることがあります。原因の大半は、コンピュータや関数電卓で
計算時に発生する「まるめ誤差」です。
[注]
・ソルブ[SOLVE]機能は、公式によって使える場合と使えない場合があります。
・公式を入力されたとき、その公式が2つ以上の結果を出す場合は使用できません。
丁張マン・丁張マンJr.では下記のように入力します。
ただし、丁張マン・丁張マンJr.はa1b1といった入力ができないため下記の様に修正します。
A,B 下底の2辺
C,D 上底の2辺
H 高さ
[公式①の入力方法]
V”V”=(H((2A+C)B+(2C+A)D))/6
[公式②の入力方法]
V”V”=(H(AB+(A+C)(B+D)+CD)/6
入力後は[SHIFT][OUT]で登録してください。
実行方法は[CALC]を押してください。
実行すると公式にしたがって下記の画面が出ます。
入力したい要素にカーソルキーでカーソル(■)を動かして数値を入力します。
表示されていない要素もありますがカーソルの下を押していくと表示されます。
5つの要素全てを入力したら最後の入力要素までカーソルを移動して[EXE]を押します。
計算結果が表示されます。
終了するときは[EXE]を2回押すか、[EXE][EXIT]と押してください。
丁張マン・丁張マンJr.では下記のように入力します。
A 横の1辺
B 奥行きの1辺
C 縦の1辺
[公式の入力方法]
V”V”=ABC⊿S”S”=2(AB+AC+BC) 入力後は[SHIFT][OUT]で登録してください。
これで公式の登録は終わりです。
ちなみに⊿を入力すると勝手に改行されますが、気にせず入力してください。
この記号は、初めに体積を計算・表示を行い、[EXE]を押すことによって
次の全表面積の計算・表示を行うようにします。
これで2つの計算結果を得られます。
実行方法は[CALC]を押してください。
実行すると下記の画面が表示されます。
入力したい要素にカーソルキーでカーソル(■)を動かして数値を入力します。
3つの要素全てを入力したら最後の入力要素までカーソルを移動して[EXE]を押します。
実行するとまず初めに体積が表示されます。
[EXE]を押すと全表面積が表示されます。
REPEAT:[EXE]
(Xは数値又は空白のことです)
上記のように計算結果を得る事ができます。
終了するときは[EXE]を2回押すか、[EXE][EXIT]と押してください。
まず測点と測点を直線で結び、その直線から半径と測点間距離を元にして計算します。
上記の図は測点を20mピッチとして作成しました。
丁張マン・丁張マンJr.では下記のように入力します。
L 測点間の距離
R 半径
[入力方法]
M”M”=R(1-cos (((L÷R)(180°÷π))÷2))※対象 fx-4850P 丁張マン&丁張マンJr
入力後は[SHIFT][OUT]で登録してください。
R(1-cos (((L÷R)(180°÷π))÷2))※対象 fx-5800P 丁張マンNeo&丁張マンNeo2
入力後は[CALC]で計算してください。
※fx-5800P 丁張マンNeo&丁張マンNeo2ユーザーの方 公式を登録したい方は、電卓マニュアルの87頁を参照してください。
公式登録までの手順:[MODE] ⇒ 5:PROG ⇒ 1:NEW ⇒ Fine Name? ⇒ 3:Formula ⇒ここで公式登録⇒EXIT
登録した公式を使用する手順:[FMLA] ⇒ 1:Original ⇒ 登録した公式から選択
今回は角度を計算した上で中間点の設定をしました。
実行方法は[CALC]を押してください。
実行すると下記の画面が表示されます。
入力したい要素にカーソルキーでカーソル(■)を動かして数値を入力します。
3つの要素全てを入力したら最後の入力要素までカーソルを移動して[EXE]を押します。
上記のように計算結果を得る事ができます。
終わるときは[EXIT]を2回押すか、[EXE][EXIT]と押してください。
高さ(H)と奥行き(W)の比率は
一般的に高さを1、奥行きをmとしています。(1:m)
基本 | |
①奥行き(W)の計算方法 例) 高さH=5m 法面比率=1:1.2 1:1.2=5:W W=5×1.2=6m [入力方法] W”W”=MH | ③法面長(l)の計算方法 例) 奥行きW=4m 高さH=5m l=√(42+52)=√41 ≒6.403m [入力方法](2乗は[x2]) L”L”=√(W2+H2) |
②高さ(H)の計算方法 例) 奥行きW=4m 法面比率=1:0.8 1:0.8=H:4 H=4÷0.8=5m [入力方法] H”H”=W÷M | ④法面比率(m)の計算方法 例) 奥行きW=4m 高さH=5m 1:m=5:4 m=4÷5=0.8 [入力方法] M”M”=W÷H |
応用 | |
例) 法面長l=8m 法面比率=1:0.8 H=(8÷√(12+0.82))×1 ≒6.247m W=√(82-6.2472) ≒4.998m または W=(8÷√(12+0.82))×0.8 ≒4.998m [入力方法] H”H”=L÷√(12+M2⊿W”W”=√(L2-H2) または H”H”=L÷√(12+M2⊿W”W”=(L÷√(12+M2))M |
(基本・応用含めて登録はこの中の1つしか出来ません。必要に応じて入力して下さい。)
入力後は[SHIFT][OUT]で登録します。
実行方法は[CALC]を押します。
入力したい要素にカーソルキーでカーソル(■)を動かして数値を入力します。
要素全てを入力したら最後の入力要素までカーソルを移動して[EXE]を押します。
計算結果は下記のようになります。(公式によって変化します。)
例)③を実行したとき
終わるときは[EXIT]を2回押すか、[EXE][EXIT]と押してください。
A.電池交換は下記の方法で行ってください。
【準備するもの】
・電池
ボタン電池です。「CR2032」を使用します。
「MAIN」用と「BACKUP」用の2つ必要になります。
・ドライバ
電池を固定している銀色の板の固定ネジを外します。
ネジを取り外す際、ネジ山とドライバが合致するものを使用してください。合致していないと
ネジ山やドライバを破損したり、本体が故障したりする恐れがあります。
精密ドライバがお奨めです。
【電池交換】
・丁張マンの電源がOFFになっているか確認してください。
・電源がONの時は 必ずOFFにしてください。
・丁張マンの裏ぶたをスライドさせて外します。
・銀色の板が2つ入っていますが、そこに電池が入っています。
・銀板の下には、それぞれ「BACKUP」と「MAIN」の記載があります。銀板はねじ止めされています。
「MAIN」「BACKUP」の電池は、同時に取り外さないで下さい。
両方の電池を取り外してしまうと、プログラムや記録された内容が全て消去されてしまいます。もし消去してしまった場合
恐れ入りますが再転送サービス(有料)をご利用ください。
【「MAIN」の方を交換する時】
・「MAIN」の銀板を取り外します。銀版はねじ止めをされているので、ねじを外して銀板を取り外します。
取り外した銀板とねじは無くさないようにしてください。また銀板が変形しないように気をつけてください。
・取り外すと電池がありますので、新しい電池と交換してください。
・交換したら取り外した銀板を取り付けます。銀板上部に引っ掛ける部分がありますのでを
押さえながらネジ止めをして銀板を固定します。
・取り付けは正確にそして確実に行ってください。
【「BACKUP」の方を交換する時】
・交換方法は「MAIN」の方を交換する時と全く同じです。
・丁張マンの裏ぶたを取り外した順序と逆の順序で取り付けます。
・電源をいれて、プログラムが実行出来れば交換は完了です。
・裏ぶたを外した状態や、裏ぶたの取り付けが確実でない状態では、電源が入りませんので注意してください。
【電池交換作業の際の注意】
・湿気の多いところやチリ・ホコリの多いところでは、電池交換は行わないで下さい。接触不良や結露
水分によるショートなどで人体への感電、本体が破損、故障する恐れがあります。
・濡れた手での電池交換は行わないで下さい。人体への感電や本体の破損、故障の恐れがあります。
また手袋を使用される際には、絶縁体で乾いたものを使用するようにしてください。
・取り付け時、極性(+)(-)を間違えないようにしてください。間違えて取り付けてしまうと
電池の液漏れによる本体及び周辺の汚損や本体が故障する恐れがあります。
・作業中は、指や手を切ったり挟んだりしないように、注意をしてください。また感電にも注意してください。
・取り外した電池は電池の回収ボックス等に入れるなどの対応をお願い致します。
・電池の取り扱いについては、電池のパッケージ等に記載されている注意事項をお読みください。
(fx-4850P取扱説明書4ページから7ページを参照してください。)
裏ぶたを外した時の写真 MAINの銀板を外した時の写真
A.Low Battery!は、電池の残量が少なくて本体が正常に動作しない恐れがあるときに表示されます。
このまま使用できる場合もありますが、プログラムや記録内容等の消失、本体の故障、動作不安定等の原因になります。
Low Battery!が表示されましたら、速やかに電池の交換をお願いいたします。
(fx-4850P操作説明書4ページを参照してください。)
A.Low Battery!は、電池の残量が少なくて本体が正常に動作しない恐れがあるときに表示されます。
このまま使用できる場合もありますが、プログラムや記録内容等の消失、本体の故障、動作不安定等の原因になります。
Low Battery!が表示されましたら、速やかに電池の交換をお願いいたします。
(fx-4850P操作説明書4ページを参照してください。)
A. 必ずしも2つ交換しないといけないということはありません。
・丁張マンは仕様上「MAIN」電池(動作用電池)の方が先に切れてしまう場合が多く、結果「MAIN」だけを交換するという
ケースが多くなります。しかし、気がつかないうちに「BACKUP」電池(保護用電池)も切れてしまうことがあり
最悪の場合はプログラムや記録内容が全て消失してしまいます。
・そこで電池を交換した際には「電池交換日」を控えておく事を強くお奨めします。
また電池交換日の履歴を取ることにより大体の目安がわかってくると思います。
・目安や電池交換日をもとに、交換作業を行ってください。また、念のため交換用電池は2つ用意しておくとよいでしょう。
・「MAIN」「BACKUP」の電池は、同時に取り外さないで下さい。
両方の電池を取り外してしまうと、プログラムや記録内容が全て消去されてしまいます。
もし消去してしまった場合は、再転送サービス(有料)をご利用ください。
(仕様上の目安はfx-4850P操作説明書202ページを参照してください。)
A. 電池が消耗していませんか?使用しなくても電池は消費しますので、電池の交換をしてください。
・裏ぶたの取り付けが正確で確実にできていますか?
裏ぶたを取った状態や確実にしまっていない状態では電源は入りません。
・液晶の濃度を調節してみましたか?
電池交換後、液晶の濃度設定が変わる事があります。次の方法を行って調整をしてください。
1)[AC/ON]を押します。
2)[MODE]を押します。(一番左上の丸いボタンです。)
3)[7]を押します。
4)全く表示していない時
一番上の三角ボタン(カーソルボタン)の > を数回押します。
画面が真っ黒の時
一番上の三角ボタン(カーソルボタン)の < を数回押します。
(fx-4850P操作説明書20ページを参照してください。)
A. 丁張マンのプログラムが組み込まれているためできません。
・fx-4850P操作説明書149ページから183ページ(第9章)までプログラム機能についての記載がごさいます。
しかし丁張マンのプログラムが占有しているので、追加や新規の組み込みはできません。
・公式はCALC機能で登録する事が出来ます。ただし公式は1つしか登録が出来ないので
入力する際には、必要に応じて前に入力されている公式のメモを取っておいてください。
(fx-4850P操作説明書137ページから148ページ(第8章)を参照してください。)
A. 丁張マンの故障が考えられますので、当社までご連絡ください。
・電話 097-506-0400
・FAX 097-506-0500
・Mailはinfo■koishi.co.jp (スパムメール防止のため、@を■にしています。)
(エラーについてはfx-4850P操作説明書196ページ及び197ページを参照してください。)
A. 「MAIN」「BACKUP」の2つの電池を交換してみましたか?
交換していないもう一方の電池も切れかけている恐れがあります。
・寒暖の差の大きい所を移動しましたか?
特に極端に寒い場合に発生するようです。しばらく経ってから電源を入れてください。
(電池交換についてはfx-4850P操作説明書4ページから7ページを参照してください。)
(使用温度についてはfx-4850P操作説明書202ページを参照してください。)
A. 丁張マンが故障したときは、当社にご連絡をお願いいたします。
・丁張マン本体の保証期間はご購入日から1年間です。保証期間内の故障につきましては、無料にて修理いたします。
保証期間を過ぎた場合や、保証期間内であっても取扱い不注意による故障、誤用による故障
改造による故障などは有料修理になります。
・登録内容、データ等については一切保証いたしません。あらかじめご了承ください。
・詳しくはfx-4850P操作説明書205ページの保証規定を参照してください。
・丁張マンの修理が完了するまでの間、代替機をお貸しできる場合がございます。
・修理に出す場合は、ご購入された代理店または直接当社まで送ってください。
連絡先(送り先)
870-0126
大分県大分市大字横尾3617番2
株式会社コイシ 丁張マン修理係宛
097-506-0400(代)
A. リセットおよびリセット操作は絶対に行わないでください。
・fx-4850P操作説明書2ページの下に記載されている内容につきましては
お客様の方での操作は絶対行わないでください。当社で既に調整済みです。
・万一、リセット操作の確認画面が表示されていたら[EXIT]を押して操作を中止してください。
・リセットの操作はfx-4850P本体のリセットです。組み込まれたプログラムや記録内容は全て消去されるようになっています。
そのため、丁張マンのプログラムも全て消去されてしまいます。
・リセットしてしまったときは、プログラム再転送サービス(有料)をご利用ください。
A. ブレーキのある要素については要素を分けることで対応できます。
・丁張マン・丁張マンJr.にはブレーキに対するプログラム処理はありません。
そのため一回の要素入力では対応が出来ません。
・ブレーキのある要素の場合には、要素を2つ作成することで対応できます。
・要素を入力する時、測点入力の段階で下記の内容を入力してください。
A要素:今まで通り測点を入力
B要素:測点にブレーキの差分を増減した測点を入力
求めたい場所の測点が
ブレーキより前ならA要素
ブレーキより後ならB要素(ブレーキ同点含む)
という形で、それぞれ切り替えて使用してください。
A. 入力した要素によって、電卓の性質上の誤差が生じる場合があります。
・丁張マン・丁張マンJr.では、電卓が計算できる数値範囲を、そのまま使用するようにプログラムされております。
電卓の性質上の誤差というのは、一般的に「まるめ誤差」と言われます。
一箇所位ならあまり大きな誤差にはなりませんが、それを掛け合わせた場合は誤差が蓄積される事がありますので
入力の際は注意が必要です。要素などの入力については
距離なら小数点以下は4桁以上、角度は秒以下2桁以上をお奨めいたします。
A. 濡らすと誤動作や故障の原因になります。
もし濡らしてしまって動作がおかしくなったときは修理に出すようお願いいたします。
・電子機器は水に弱いので、濡らしてしまうと内部でショートし、故障、誤動作、発火等の原因になります。
・濡らしてしまい動作がおかしくなった時は、電池を2個とも外し修理に出す事をお奨め致します。
ただし保証期間内でも保証対象外になりますのでご了承ください。取り外した電池は、無くさないようにお願いします。
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