第79回コイシ塾は、学校法人博多学園 食育推進担当顧問
外薗 明博 様にご講演いただきました。
今回は、「自給自足の健康経営」モデルについてお話していただきました。
外薗様は現在、福岡県内で2024年4月開校の小中一貫校「志明館」と「認定こども園・博多東幼稚園」の 2つの食育プロジェクトの立ち上げなどを行われています。
食育や健康経営、日本の現状などあらゆる視点からお話をしていただきましたが、その中の一つに「アフリカでの2年間の生活」についてお話がありましたのでご紹介いたします。
外薗様は幼少期から20年間アレルギー性鼻炎に悩まされており、両目の視力もアフリカに行くまでは0.7とお話されていました。ところが、2年間アフリカで生活したことにより、アレルギー性鼻炎は完治、さらに両目の視力は1.2まで上がったそうです。その理由は食生活にあったと気付かれたそうです。
アフリカでは、無農薬の土壌からできた生命力の高い地場産・旬の作物を使用し、冷蔵庫なし、加工食品なしの食品添加物無の食生活を送られていました。さらに規則正しい生活習慣、スクリーンタイムがないため、脳疲労がないライフスタイルを送り人間はここまで回復することができたのだとお話されていました。
今の日本では、食品添加物を摂取しないようにするのは難しいですが、外薗様がおっしゃっていた「菌ちゃん農法」という方法を使ったり、家庭菜園などをしたりすることで少しでも食品添加物のある食事を減らせると思いました。やはり、栄養価の無い食事をとり続けることでストレスが発生し、肩こりなどの症状が出始め、体や心にまで影響が出てくるのをこの講演を通してあらためて学ぶことができました。まずは、コンビニやファストフードでの食事を控えることから始めようと思います。
自然環境の大切さ、自然が育むものの力強さを痛感しました。
ご講演いただきありがとうございました。